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ICLS受講者のための原因検索入門:インストラクター救命士が解説する多職種連携の実際

今回は前回に引き続き、、ICLSについて書いていきます。

皆さんは、ICLSプロバイダーコースを受けたことがありますか?

今回はICLSの原因検索について重点的に説明をしていきます。

登場人物

高ギシ技師

質問者:臨床検査技師

Tey:救命士

Tey救命士:ICLSをこれから受講する救命士

ちゅーん

筆者:ICLSインストラクター救命士

目次

急変現場における多職種協働チーム

ちゅーん

さて、前回のおさらいだけど6H6Tは覚えてきた?

高ギシ技師

なんとなくですが、少し覚えました
でも、12個は厳しいですね

ちゅーん

そうだね。
うちのICLSでは、考えることを重視していることもあって、
ヒントとして掲示してある
だから急いで覚える必要はないんだ

高ギシ技師

え!
じゃあ、何を覚えればいいんですか?

ちゅーん

心停止原因の原因別に観察・評価する内容を覚えるといいよ

高ギシ技師

そんな難しいこと分かりませんよ

ちゅーん

難しく考えなくても大丈夫だよ

Tey:救命士

難しいですよ!!!
私も苦戦してますもん!

ちゅーん

臨床検査技師として、ER配置されているスタッフとして
知っている知識を整理するのがいいよ

高ギシ技師

血液ガスとか採血項目・心電図はわかりますが、それ以外は難しいですよ

ちゅーん

そう!まさにそこだ!
ICLSも急変対応もたくさんの職種が集まる
だからこそ、その職種の知識特性を活かす必要性が出てくる
採血項目・心電図が読めるだけで、現場の集合知はレベルアップするよ!

Tey:救命士

そうですよ!
私より、心電図読めるし血液ガス読むのだって、早いじゃないですか!!

高ギシ技師

そんなんでいいんですか?
たいしたことじゃないですよ。
検査技師なら誰でもできます。。

Tey:救命士

大したことですよ!
私が教えて貰いたいくらいですもん!

ちゅーん

そう。
病院内では、たくさんの職種が働いている
普段は各部署の専門職種の仲間と働いているから気づかないかもしれないけど、ERにいる臨床検査技師は、その専門性を遺憾なく発揮できている
それをICLSや急変現場でも使ってほしいんだ

高ギシ技師

そうなんですね。
でも、採血項目の異常・正常が判断できるだけじゃ、6H6Tのどれかわからないですよ

ちゅーん

だから、その検査結果の読み方と疾患・病態をつなぐ練習をしよう

高ギシ技師

なるほど
難しそうですけど、やってみます

  • 急変現場では、多数の職種が集まる
  • 集まった人々でチームを作って患者を救う
  • 命を救うために、それぞれの専門性を活かす必要がある

急変現場には、たくさんの人・職種が集まります。

その職種・人の全員がチームとなり、患者を救うことになります。

そんな中で、自身の専門知識・技術を謙遜することなく発揮することで、患者を救うことができると私は考えています。

臨床検査技師は、検査項目を読む・異常値を発見する・心電図測定と判読・エコー検査これらが、現場で発揮される専門性です。

診療放射線技師であれば、急変現場にポータブルX-Pを持ち込み、食道挿管を見つけたり、過去の画像検査を見直して、異常な所見を見つけることができるかもしれません。また、バイタルが持ち直した際にすぐに必要な検査を行える体制を整えることができます。

薬剤師であれば、現場で患者の内服薬や投与中の薬剤について迅速に把握し、患者容体の把握や中止すべき薬剤の判断に寄与したり、現場の方針が共有されれば、次に医師が指示する薬剤を先回りで準備することができるかもしれません。

これらは一例ですが、病院内では様々な職種が働いており、それらの職種が当たり前のように、それぞれ専門性を持って働いています。

その大勢の人員が、その瞬間だけは、その患者のために全力を尽くしているわけです。

出し惜しみをしている場合ではありません。

患者を救える技術知識については、みんなで出し合いましょう!

高ギシ技師

聞いてると、検査技師にもできることがあるような気がしてきました
こうやって具体的に出してみると、看護師は具体的には何をするんです?

ちゅーん

看護師ね
看護師は、各職種が独占している行為以外はだいたいのことができるね
また、受け持ち看護師がいれば、その看護師が一番情報を持っていることになる
だから、処置する必要もあるし、情報をみんなに共有する必要もあるよね

高ギシ技師

いろんなことをやらなきゃいけないんですね

ちゅーん

そうだね。
到着した医者は、まず看護師から情報を聞き出そうとするだろう
だから、一番情報を知っている看護師は、説明できる状態にあったほうが良いね

高ギシ技師

そうですね。
じゃあ、私が胸骨圧迫したほうがいいね

ちゅーん

そうだね。
各職種が一人ひとりであれば、医師や専門チームの到着に備えて、
看護師以外の職種の人が、胸骨圧迫をするのが良いかもしれない
でも、病棟急変であれば看護師が一番多いね。
検査技師はあなた一人かもしれない

高ギシ技師

でも、病棟のことはわからないですよ。
胸骨圧迫ならできます。

ちゅーん

そうとも限らないよ
医師が採血してシリンジを渡して来たら、経験のない看護師はどれに分注していいかわからない
でも、あなたは経験則から分かるよね。

高ギシ技師

そうですね。
前言ったときは、そんな感じで分注しましたね。

ちゅーん

そう。
だから、一概にどの職種が何をすべきかを決めることができないんだ。

高ギシ技師

むっず!
じゃあ、その場で見てやれることを考えなきゃいけないんですね。

ちゅーん

そうだね。
だからこそICLSでは、職種に関わらず全部の役割を経験してもらう。
それが、ICLSだよ

高ギシ技師

頑張ります

  • やるべきことは、集まったメンバーによって変わる!
  • その場で自分のできること、やるべきことを見つけよう!
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